可愛らしいピンクの花をホームセンターで見かけ、購入したのがおととしの秋のこと。
ポットから溢れんばかりに咲く柔らかな花が、日差しを浴びて輝いているよう。
「花が少なくて、少し寂しい冬の庭にぴったり！」と思ったのです。
その名も『オキザリス 桃の輝き』
『オキザリス』はカタバミ科カタバミ属に属します。
カタバミと言えば、道端で時々見かけるハート型の葉っぱの植物ですよね。
（子どもの頃は、カタバミをクローバーだと思っていて、一生懸命四つ葉を探していたものでした。）
つまり、道端の雑草の仲間でもあり、なかなかに丈夫な植物。
耐寒性があり、昨冬の雪（といってもこちらは暖地です）でも屋外で平気。
結構ほったらかしでも元気に育ちます。
夏場は休眠するので、地上部が枯れます（地下に球根）。
「あれ？この鉢なんだっけ？」と、うっかり土を処分しそうになりました。
ほったらかしにしていたら、秋にちょろちょろと緑の葉が見え始め、
あっという間に葉が茂り鉢いっぱいに。
寒くなってくると、ちらほらと花が咲きだし、
これまたあっという間に、鉢からあふれんばかりに花が咲きます。
花の少ない冬場に、鉢いっぱいのピンクの花は貴重です。
玄関先を華やかに飾るのにピッタリ！
なのですが・・・
意外とそうとも言えない点があるのです。
それはお天気屋でお寝坊さんだというところ(;'∀')。
（まぁ、他人のこと言えませんが・・・人ではないけれど）
『オキザリス 桃の輝き』は、日差しが大好きなので日当たりが重要。
そう、ピンクの輝きを見るには、とにかく日差しが必要なのです。
我が家の『オキザリス 桃の輝き』は、鉢植えにして最も日当たりのよい場所に置いています。
ちなみに、庭は真南。道路に面し日差しを遮るものは何もない！
その我が家の、１月初旬：快晴：午前10時の『オキザリス 桃の輝き』の様子がコチラ↓↓↓です。
え？まだお目覚めでない？
ようやく「花、開こうかな～」くらいです。
この段階では、鉢一面緑の葉（ハート形ではありません）に、
ひょろひょろとピンクの棒（閉じた花）が刺さっているように見えます。
午前11時を過ぎ、ようやく花が開きました。
こうなると、見ごたえあって綺麗なのですけれど、
夕方、日が傾き影に入ると花は閉じ再び「ピンクの棒」状態になってしまいます。
そして、日の当たらない曇りや雨の日の『オキザリス 桃の輝き』は花を閉じたまま＝１日中「ピンクの棒刺さった何か」なのです。
「玄関先にいったい何を飾ってるんだ？」という状態になります。
（まぁ、明るい緑の葉も綺麗ですけれど。）
お天気次第でギャップが激しすぎて、玄関前を飾るメインに使いにくい面のある『オキザリス 桃の輝き』。
でも、そんなお天気屋でお寝坊さんなところも、妙に親近感があって憎めない、かわいいヤツなのです。
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