電話対応は苦手なんですよね。
時々固定電話にかかってくる営業電話
「あ、もしもし。〇◆サービスですぅ~。太陽光発電のご紹介の…」
とか、「とんでもなく強心臓だわ~」と感心すらします(迷惑だけど)。
相手の表情や雰囲気がわからない状態で話すなんて、
目隠しで敵陣に乗り込むようなものですよ。
私にとっては。
そして、それが
スタートから相手が怒りモード
のクレーム電話だった日にゃあ…(;´д`)トホホ
「そんなこと言われても…」と思う電話も結構ある
複数の医療機関で仕事をしましたが、
時々「お怒りモード」のお電話を受け付けました。
こちらの不手際やミスでご迷惑をおかけし、
真摯にお詫びしなければならないケースが大半ですが、
なかには、思わず「?」となるようなお電話も…。
◆健康保険証が変わった(75歳で後期高齢者になった。)んだよ。
サイズが大きくなって、財布に入らないんだ!
今まで財布に入れて持ち歩いてたんだよ!アーダコーダ…
→それを病院に言われても…市役所に言ってくださいよ。
◆市の予約センターに電話がつながらないわよ!!
→このお電話のせいで、ここ(病院)の電話がつながりませんわよ…。
◆病院に行きたくないんだよ!薬はもう無くなるから何とかしろ!
あんたんとこの医者が「飲めっ」つったのに、
あんたら、俺が薬飲まなくていいのかぁ!?オラオラ…
→えーーーっと…。どうしましょうかねぇ。
いやほんと、電話が苦手じゃなくても勘弁してほしいものもあります。
ひたすら長いクレーム電話
さて、それは10年ほど前。現在とは違う仕事。
とある事業を始める部署にいた頃のこと。
始業してすぐ、目の前の電話がなったのです。
「ちょっと聞きたいんだけどさぁ。あの土地、なんかするの?」
なんだか、しょっぱなから怒気を含んだ高齢男性の声。
当時、職員駐車場として利用中の土地に、小さな建物を建て、
新たに事業を始める予定がありました。
事業へのクレーム??工事の話??
確か、近隣の方への説明は終わっているハズ…。
「昔から、あの土地はそもそも空き地でさ……その後あーなってこーなって…
…で、近頃、あんたんとこの駐車場になって……」
なんだか土地の歴史が延々と語られます。
どうも、しばらくこちらが利用していなかった土地が、
近頃騒がしくなってご不満(?)の様子です。
そんなん、自分トコ(土地)何に使っても良いでしょう!?
なんて、まさか言えませんし、
ご迷惑をかけていることがあれば、お詫びしなければなりませんし、
とにかく、まずは相手の言い分を傾聴しなくては。
「アーデショ、コーデサ」「はい。」
「昔はアーデコーデ」「はい。」
それにしても、こちらに口を挟む隙を与えず、話が延々と続きます。
そして、何度目かの「はい。」の後、
「さっきから『はい。』『はい。』って…
あんた、ひとの話聞いてんのか(怒)!」
カッコつけて相槌に失敗する
はぁぁ?
聞いてるわよっ!なんなん(=何なの)?
大体、話が長いのよ!何言いたいのよっ!!
なんて腹の中で思いつつ、
「失礼いたしました。もちろん聞いております。
ところで、先ほどお話された〇〇につきましては…。」
冷静に、冷静に…と説明します。
しかーし。
もはやクレームなのか営業妨害なのか、
はてさて、ただお話したいだけなのか、やっぱり話が続きます。
「アーデショ、コーデサ」「はい。」
「アーデコーデ…」「は…ぃ。」
あ、また次「はい」って言ったら、「聞いてんのか?」って怒らせる??
「はい」じゃなくって…なにか…。
あ!「ええ」なんて、ちょっと上品な感じでいいんじゃない?
なんかカッコイイし!次は「ええ」でいってみよう!
↑ 確かに、聞いてない(-_-;)
「アータラ、コータラデサ、」
お、ここだ!ここで「ええ」よ!
と思ったのに、つい今までの流れで「はい」の口のまま、
「ええ」とカッコつけたもんで、
・
・
・
「へぇ!」
ん?今、私なんつった??
「へぇ」って言った??
「へぇ」って、江戸時代の丁稚さんみたいじゃない?
うわーやらかしてしまったー!
あらやだ、でも、おかしーー( *´艸`)
相手の方は、気付かず延々話されていますが、
こちらはもう、おかしくておかしくて、何言っても笑ってしまいそう。
↑ 確かに、やっぱり聞いてない(-_-;)
結局、クレーム電話の内容は、今一つなんだったのかわからないまま、
「まぁ、わかればいいんだよ。」
と、謎の解決をしたのでした。
さてさて、おかげで今でも、長い電話で、相槌の「はい」が3回ほど続くと、
「へぇ!」を思い出して笑いがこみ上げてしまうのでした。
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