子育てあるあるの一つに、ちょっとホラーなものがありますよね。
赤ちゃんが、何もないところを見つめてニコニコ(^-^)したり、
キャッキャッ♡とご機嫌になったり…。
ご機嫌なのは結構なコトなんですが、真夜中にソレされると
「あのぅ(恐る恐る)、天井の隅に、なにかいらっしゃるんでしょうか…? 」
なんて、赤ちゃんに、思わず真顔で質問してしまう、アレです。
片言喋れるようになる頃なんて、
何もないところに向かって「バイバ~イ♡」なんて手を振ったりする。
我が家のお風呂場にも、なにかいらっしゃったようで(え?ちょっとイヤらしいわねっ!)
幼い長男とお風呂に入っていると、時々急にこんなこと言いだす。
「あ~くおい(黒い)ちと(人)、おゆ~(いる)」
ギャーーーΣ(゚д゚lll)やめてーー!
母がシャンプーで目を開けられない、このタイミングでなんか見えるのやめてー!
どうやら、赤ちゃんと接する大抵の人は、そんなホラー体験をしているようですが、
先日、こんな記事を発見!
「赤ちゃんには大人が見えないものが見える? 」
中央大学の研究成果なのだそう。
おぉ!遂にあのホラー現象が解明されたのか!?
(以下、引用は全て「中央大学『赤ちゃんには大人が見えないものが見える?~生後半年を境に視知覚の処理が大きく変化~』」)
私たちがものを見たとき、眼から脳の視覚領域に送られた信号は、
より複雑な処理を行う高次の脳領域へ向けて順序立てて、ボトムアップに処理されていきます。一方、高次から低次方向の「フィードバック処理」と呼ばれるトップダウンの処理経路も存在し、
物体認識はこれらボトムアップとトップダウン処理の相互作用によって成り立っていることがわかっています。
フムフム。
モノを見た時、「なんか見えた~」の信号が「賢い部分」に届いて、
「賢い部分」が、「あ~それ前見たヤツ」とか「確か全体が丸いハズ」とかフィードバックして、
「ボールが見えている」と認識する。みたいな感じでしょうか?
私たちは、物体がたとえ一瞬だけ提示されたとしても、それが何なのか認識することができます。
しかし、物体が提示された直後、同じ位置に他のものが提示されると、
最初に提示された物体が見えなくなり、その存在に気付くことができなくなります。これは実験心理学の分野で用いられる「逆向マスキング」と呼ばれる知覚現象です.
へぇ~。
「あれ?ここにボールが一瞬見えたけど…今、見えてないってことは…
ボールは見えなかったってことにしよう!」
と、脳が判断する。ってことかな?じゃないと有るのか無いのか、混乱するもんね。
生後半年以下の低月齢の乳児では、「フィードバック処理」が未発達である可能
性を示します。
すなわち、低月齢児では、本来逆向マスキングが妨害するはずのフィードバック処理
が備わっていないためにマスキングが生じず、
その結果、顔が知覚できたと考えられます。
ホウホウ。
6カ月未満の赤ちゃんは、まだ「賢い部分」からのフィードバックが不十分なわけね。
そりゃ、経験値も浅いしね。
一瞬見えた何かが、次の瞬間消えても、
つまり「見えた!」 と「見えない」が存在しても、
「いや、今見えてないから見えなかったことにしよう!」
なんて風に打ち消したりしない(マスキングしない)ということか。
うちの子たちは、話せるまでホラー発言あったけど…
6ヶ月以上だったけれど…?
大人になるって、成長するって、ピュアな何かを失うことでもあるのね。
元記事はこちら↓↓↓
ん?でも、待って。
と言うことは、やっぱり、何かが一瞬見えているってことになりません?
私達は、賢くなっちゃって「やっぱ何もないじゃ~ん」と
脳が勝手に「なかったコト」にしているけれど、
実は、見える何かが存在していたってことになりません?
う~んと…やっぱり、ちょっと怖いんですけど。
経験上、赤ちゃんが見えている時は、ニコニコご機嫌。
きっと、優しい、楽しい、良い「何か」が見えるのよね!!
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