私の住む地域では、ぼちぼち田植えが始まっています。
準備段階で水を張った田に、明るい空が映る様は、何度見てもいいものですよね。
いよいよ初夏。
「明るく元気な季節がやってきたーー!」という気持ちになります。
子どもの頃、実家の目の前は田んぼ。
田植え後は、幼く弱々しい苗が少しずつ濃い緑になり、逞しく成長する様子も見られ、
トンボやホタルと戯れ、カエル(の声)も楽しみました。
稲刈り後は庭のように(他人様の田んぼ!)走り回って遊んでいたし、
楽しい記憶のおかげか、田んぼって和むんですよね~。
春以降は、学校から帰ると「何か」が起こっていることが増えます。
耕されていたり、水が張られていたり、徐々に気分が盛り上がり、
ついに「おぉ!今日、田植え!!」という日が訪れるのです。
家族での話題も、田んぼのことが増えます。
「今日、昼頃田んぼさんが2人で作業してたよ~。」「へぇ~。」
「明日、アレするって言ってたよ~。」
「明日暑いのに、田んぼさん大変だねぇ。」
そんな風だったので、確か、小学校1年生のころだったか、
ある日の日記に、私は堂々と書いたのです。
「きょう、田んぼさんが、くさとりをしていました。
あつくてたいへんそうでした。」
さて、その翌日。
教室で日記をチェックしていた担任の先生から一言。
「ほんさきさん・・・(;´・ω・)
『田んぼさん』って、なんですか?(*_*)?」
・・・え?
「田んぼさん」は「田んぼさん」ですよね(;'∀')
田んぼにいる・・・田んぼで働いている人のことですが???
え?もしかして、みんな
「田んぼさん」って言わないのぉΣ(゚д゚lll)??
「田んぼさん」の他にも、我が家には結構、「家族だけに通じる言葉」がありまして、
話していて、相手が「???」となることがしばしば。
張本人は、ちょっと変わっている 自由な感覚の持ち主である母。
植物や昆虫の名前なども、ずい分独自のモノを教えられました(^^;)。
以後、母からモノの名前などを教わる度に、
「果たしてソレは本当か?」と疑う癖がついてしまったのでした。
それにしても、「田んぼさん」が農家の人たちで、一人一人違う人で、
作業服を脱ぐと普通のおじさん、おばさんだとわかっていなかった私も
相当自由人気質だったのですね(;'∀')。
まあ、でも「田んぼさん」も結構可愛らしいですよね..?
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